フィロドーロ・オーロラ
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フィロドーロ・オーロラ(パンストタイプ)
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極薄の艶系パンストです。
肌に密着した感覚のツヤツヤとした生地感で、足型セットはありませんが、
伸びるタイプですので、足首のたるみは出ません。
※一部取り寄せ対応になりますので、欠品の場合はご了承の程
お願い申し上げます。
15デニール、ガードルタイプ つま先補強、マチなし |
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プライヤ(ベージュ) コニャック(ナチュラルブラウン) グレース(ブラウン) アブロンザンテ(サンタンブラウン) アントラチット(鉄グレー) ブルー(濃紺) ネロ(ブラック) |
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2/S(M〜L) 3/M(L〜LL) 4/L(LL〜XL) |
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¥1,500 (税抜本体価格) | |
カ ラ ー パ レ ッ ト | |
モニターによりカラーの発色が異なる場合があります。 |
ガードル部分はメッシュタイプで、股上は少し浅めで、サポート性は余りありません。 シーム部分の接合は粗めで、価格それなりというところ。 マチはこのクラスとしては珍しく、綿マチになっています。マチの縫製はかなり荒っぽく、快適性を追求した作りにはなっていません。段付き、マチ生地のはみ出しなど、レベル的には低く、価格から見て相当だと思われる部分です。 「オーロラ」の特長は、レッグ部に集約されるので、メーカーとしては通常使用に問題のないレベルまでコストダウンしているようです。 つま先補強、足型セット無しも、インポートのこのクラスとしては通常の作りといえます。 | |
マチは一般的な、菱形楕円マチです。上で述べた様に綿マチですので、パンティ部のメッシュと綿マチの伸びが異なりますので、接合部は大きめにしっかりと縫合されています。フラットシームではないので、シーム部分のゴロ付き感は結構ありそうです。生地のヨレや突っ張りも少し見受けられますが、これは個体差による物で、無いものも見受けられますので、検査基準が少し甘いと言わざるを得ませんが、これも価格なりというところでしょうか。 簡素化できるところは、それなりに作っていますが、全体的に基本的なところはきっちりと仕上げています。
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この商品の特徴である「ツヤ系」ストッキングのツヤの基本を少し述べてみます。(他のツヤ系にも共通していえます) 糸は、ポリウレタンの生糸(なまいと)で、カバリングは無し、デニールは15デニール。 これはこの「オーロラ」だけではなく、ほとんどのツヤ系に共通するところになります。 特にデニールは、ポリウレタンの光線透過率が余り良くないため(70%程度)、余り太くできない、又、材質的に摩擦によりすり減るという性質を持つため、余り細くできない。この両面から、現在すべてのツヤ系は15デニールでしか作られていないのが実情です。 これは原糸メーカーの供給が15デニールのみと言うところにもあると思われますが、強度をいかに確保するかが、ポリウレタン原糸の商品の難しさだといえます。 | |
ツヤ系の代表である「ルブルジェ」が、仕様変更せざるを得なかった部分もこの強度問題だったのです。 左の写真をご覧頂くと分かりますが、この「オーロラ」は数本の糸を組み合わせて編んでいます。 拡大してみてみると、2フィラメントと3フィラメントを交互に組み合わせています。いわゆるオールサポート(注:この場合ゾッキとは言わない。通例、カバリング糸を使ったオールサポートをゾッキという)なのに、交編の様な横縞が見えるのはこのためです。 履き心地は、ポリウレタン糸独特の少しすべりの悪い、きしむ様な履き心地があり、好き嫌いの出る部分でもあります。 ツヤはこのタイプにしては少なめで、同じポリウレタン素材ですが原糸の素材により数種類に分類することができる様です。 私の経験値で申し上げれば、ツヤの多い素材の方が伸びが良いようです。(素材は公表されていません) | |
つま先補強は、10フィラ程度の通常の補強タイプで、しっかりと出ます。 つま先縫合部は、通常の丸シームで、少しゴロ付き感が出ます。 | |
ツヤは意外と出ていません。サンプルのカラーはグレースですが、この程度のダーク系だともう少しツヤとシャドゥが出るのですが、足型に履かせて撮影しているので、少し引っ張りが足らないのかもしれません。 ツヤ系はご存知の様に、少し引っ張り気味に履き、肌に密着した状態で、つやが出てきますが、足先程度引っ張る必要があるといえます。 この「オーロラ」はいわゆるテカテカッピカピカッにはなりにくいので、多くの人にツヤ系の初お試しにも良い商品だといえます。 |
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